出典:https://cool-hira.hatenablog.com/entry/20181123/1542920915
こんにちは、魔界で自粛の日々を過ごすたかなし亜妖です。
皆さんは、ドラクエやハリーポッター、FFにも登場する「マンドレイク(マンドラゴラ)」という植物をご存知ですか?
実在する植物でありながら、恐ろしい噂が囁かれているのも事実。
たかなし亜妖
今回はそんな謎多きマンドレイクの秘密に迫ります…!
目次👻
マンドレイクとは?
マンドレイクはマンドラゴラとも呼び、ナス目ナス科マンドラゴラ属の植物です。
「マンドラゴラ属」って聞いたことありませんよね、ワタクシも初めて耳にしました。笑
元々は薬草に使われていた植物のようで、紫色の小さな花弁が特徴です。
一見可愛らしく見えるのですが、猛烈な毒を持つ恐ろしい植物。
かつては鎮静剤や鎮痛薬に使用されていたようですが、特に根っこは非常に毒が強いのです。
口にすれば幻覚や幻聴、吐き気の症状が現れます。
最悪の場合は 命を落としてしまう危険もあるため、現在は薬として用いられることはありません。
たかなし亜妖
ちなみに麻薬のような効果もあるんだとか…。
ナスの仲間だからといって、気軽に手を出してはなりませんよ。
マンドレイクの叫び声?
マンドレイクを土から引っこ抜くと悲鳴を上げる、悲鳴を聞いた者は錯乱・時に死に至る…。
という逸話があります。
映画『ハリーポッター』でも、マンドレイクが「ギャアアー!」と奇妙な叫び声を上げているシーンがありましたよね。
実際のマンドレイクは叫びませんが、なぜこんな逸話ができたのでしょうか?
あくまでも推測なのですが、マンドレイクは根っこが細かく引き抜くのがとても大変なんだとか。
そのため引きちぎろうとすると根っこの切れる音が勢いよく鳴るので、それが叫び声の由来だと言われています。
マンドレイクが人型で描かれる理由
物語に出てくるマンドレイクは「人型」と表現されることがよくあります。
でも、実在するのは植物ですから人の形をしているわけではありません。
なぜそのようにで表されるのか言いますと、複雑に張られた根っこが人型を彷彿させる形状になるからです。
伝承や伝説で語り継がれる彼らも、必ず人の形をしています。
根っこの脚が二股に分かれており、土に埋まっている――。
今にも動き出しそうな、不気味な感じがしてきますよね…。
他にも存在する、マンドレイクの伝説やウワサ3選
ここでは、マンドレイクに関する伝説やウワサを3つ紹介していきます。
どの話も諸説ある内の一つに過ぎないので、参考程度に読んでみてください。
1. マンドレイクには性別がある?
マンドレイクには多数の噂がはびこっていますが、まず一つ目は性別があるということ。
根っこをみて判断するそうですが、白はオス、黒はメスなんだとか。(へぇ〜)
ただしこれには諸説ありまして、春咲きのマンドレイクはオス、秋咲きのマンドレイクは「マンドラゴラ・オータムナーリス(メス)」と呼ぶ、という説も。
2. 成熟したマンドレイクは二足歩行ができる?
二つ目は、成熟すると土から自力で這い上がり二足歩行で行動できるというもの。
脚が二股に分かれていて人型をしているのなら、あり得そうな話ですよね…。
ちなみに見た目はゴブリンに限りなく近いようで、決して可愛いとは言い難いのだとか( ;∀;)
3. マンドレイクを引っこ抜く際は犬を連れていた
そして三つめは、マンドレイクを引っこ抜く際は必ず犬を連れていたということ。
悲鳴を聞くと錯乱・または死亡してしまうことを恐れた人々は、マンドレイクと犬をロープで繋いで引っこ抜かせていたのです。
実際に根が広く張っており、引き抜くのも大変ですからね。
そして悲鳴を聞かなくて済む、画期的な方法だったのでしょう。
このようにマンドレイクには数々の伝説・噂が流れているのです。
物語に度々登場するくらいですから、どれもインパクトの強いお話ばかり。
くれぐれもマンドレイクを見つけたら、引っこ抜かないようにしていただきたいものです。
どのくらいのボリュームでどんな声なのか、少し気になってしまいますがねぇ…。
まとめ:マンドレイクはどこかファンタジーを感じさせる、不思議な植物。
誰もが一度は聞いたことがあるであろう「マンドレイク」という言葉。
実在している植物のはずなのに、どこかファンタジーを感じてしまうのは私だけではないと思います。
物語の中ではコミカルに、時に可愛らしくデフォルメ化されていることもありますが、実際には毒性が強いという恐ろしい一面を持っています。
今後も新たな伝説が登場するかもしれない、そんなマンドレイクから目が離せませんね!
たかなし亜妖
wikipediaによると、マンドレイクは地中海から中国西部にかけて自生しているそうです。
興味がある方は旅行がてら探しに行ってみてください!