こんにちは、ホラー大好きライターのもちころです!
日本のホラー映画で1番有名なキャラクターと言えば「貞子」ですよね。
顔が隠れるロングヘアー、真っ白い服、そしてテレビから這い出てくる強烈なインパクトで、日本中の誰もが知っているキャラクターといっても過言ではないでしょう。
しかし、その貞子のモデルとなった人物が存在することはあまり知られていないなと。
そこで今回は、貞子のモデルになった人物に焦点をあてて解説していこうと思います!
もちころ
結構詳しく調査したので、最後まで読んでくれると嬉しいです。
貞子のモデルになった人物「高橋貞子」とは?
出典:http://blog.livedoor.jp/stratagem5-tubuyaki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E8%B2%9E%E5%AD%90.html
貞子のモデルになった人物は、明治時代に実際に存在した「高橋貞子」という女性だと言われています。
この女性は「念写」「透視」といった超能力を使えたとされており、後述する御船千鶴子や長尾郁子といった超能力者と一緒に紹介されることが多いです。
しかし、ある時を境に消息は不明になってしまっているため参考文献は乏しく、いつ頃死亡したのかも不明となっています。
では、貞子のモデルと言われている高橋貞子は一体どんな人物だったのでしょうか?
下記で詳しく解説していきますね!
高橋貞子とは一体どんな人物だったのか
高橋貞子は、1868年に岡山県和気郡和気町にて誕生します。
貞子が超能力に気づいたのは1910年とされており、幼少期から超能力があったというわけではないようです。
夫である高橋宮二の呼吸法による精神統一を真似ているうちに、いつの間にか自身に超能力があることに気づいたのだとか。
貞子が超能力を自覚してから、20回以上に渡り実験が為されたようですがことごとく成功させたそうです。
その後は知人の紹介で、福来友吉という心理学者の元に身を寄せて実験に協力することに。
実験そのものは成功し「念者と透視」という本が出版されることになりましたが、多くの学者がこれを批判し、なし崩し的に実験は終焉を迎えました。
貞子自身は公の場で超能力を公表することはなく、実験が終了してからは故郷の岡山に夫と共に転居しています。
岡山に転居した後の消息は不明です。
もちころ
「突出した超能力を持っている」という点で映画の貞子とリンクしているのが分かりますね。
貞子の母「山村志津子」のモデルになった人物は明治の超能力者「御船千鶴子」
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E8%88%B9%E5%8D%83%E9%B6%B4%E5%AD%90
貞子の母「山村志津子」のモデルになった人物は、明治時代に実在した超能力者「御船千鶴子」という女性です。
彼女の場合は、義兄によって催眠術をかけられたことから超能力に目覚めたと言われています。
超能力に目覚めた御船千鶴子は様々なことを言い当て、次第に有名になっていきます。
そんな彼女の評判を聞き、福来友吉などの学者が本格的に調査をし始め数々の実験を行っていきました。
実験そのものは成功し新聞でも取り上げられましたが、「本当はインチキではないか」という意見が多数寄せられ、最終的には大バッシングを受けてしまいます。
その後、御船千鶴子は服毒自殺をし、わずか24歳でこの世から去ってしまいました。
映画『リング』の中でも山村志津子は超能力者として注目を浴びていましたが、世間からは「ペテン師」として扱われ最終的には発狂して自殺をしてしまいます。
もちころ
高橋貞子と同様に、御船千鶴子も映画とリンクするポイントがいくつもありますね。
まとめ:元ネタを知れば「リングシリーズ」も楽しく見れるかも…!
本記事では、貞子のモデルとなった「高橋貞子」とその母親「御船千鶴子」に焦点をあてて解説してきました。
映画『リング』の主要キャラクターが、明治時代に実在した超能力者がモデルになっていることが分かったかと思います。
元ネタを知っていれば、リングシリーズももっと楽しく見れること間違いなし!
今回の記事を参考に、映画『リング』をぜひ観直してみてください〜!