こんばんは、今宵も魔界からやってまいりました。たかなし亜妖です。
前回の記事で「霊を持って帰ってきてしまったことがある」とお話しましたが、それは私の人生史上No.1に怖い出来事だったのです。
今回はその恐怖体験について詳しくお話ししていきます。
▼事故物件にまつわる実体験も記事にしているので良ければぜひ!
【実体験】地縛霊の仕業?引越し前日に起きた怪奇現象と衝撃の真実…。
それは神奈川県の奥地で起こった
これはワタクシが以前の仕事で神奈川県を訪れた時の事。
すっかり夜も更け、仕事を終えたのは夜の0時過ぎでした。
仕事仲間と帰り支度を済ませ、車で都内へ戻る事に。
ワタクシは免許がないので乗る専門ですが、夜中のドライブにワクワクしていました。
薄暗い田舎の夜道を走っていると、何か不思議なことが起こりそうな感じがするからです。笑
まぁそんなことはどうでも良いとして、
この時の仕事場は神奈川県の奥地。夜になると辺りは一面真っ暗でした。
街灯もところどころにしかありません。
夜中の静けさと暗闇がまるでホラー映画のようで、やたらと一人で興奮していたのを覚えています。
疲れているのに気持ちはやたらと元気だなー!と思いつつ、ふと窓の外を見たその時です…。
道端に手向けられていた花束
パッと窓の外を見ると、ガードレールの辺りに複数の花束が添えられていました。
それも結構な数の花束です。
車内のメンバーはほとんど寝ていましたが、起きている人もちらほらいました。
メンバーの一人がポツリと「あら、あそこで事故があったのかね」と呟きました。
花束の数も多い事ですから、大きな事故があったのかもしれません。
私は「そうかもしれませんね」と返事をしながら、窓の外をじっと見つめていました。
被害に遭われた人たちを「可哀想だなあ」と思い耽っていたのです。
そして車は止まることなく、都内を目指して走り続けます。
ワタクシはなぜかその花束の事が忘れられず、ひたすらぼーっと窓の外に視線を向けていました。
誰もいないはずの家で謎の人影
結局、自宅に着いたのは深夜3時頃でした。
疲れが溜まっていて、一刻も早く寝たい気持ちでいっぱいです。
ドアの前に立ち、鍵を取り出しました。すると、その時です。
ザァァァァァァ……。
なぜか自宅のインターフォンから、砂嵐のような音が聞こえるのです。
まるで家の中から、誰かがインターフォンの受話器を取っているような音…。
けれども一人暮らしですから、自宅には誰も居ないはず。
ワタクシは泥棒が入ったのかと思い、一瞬身構えました。
けれど、鍵はしっかりと閉まっているのです。
部屋を恐る恐る開けてみても人の影はありません。
そこには真っ暗な部屋が待ち構えるのみでした。
まさか、神奈川から憑いてきた?
インターフォンの音が気になって、部屋に居ても落ち着きません。
とりあえずシャワーを浴び、早急に寝て忘れることにしました。
しかし、再び不思議な現象が起こります。
ドンドンッ!ドンドンッ!
空き部屋の右隣から、やけに物音が聞こえます。
しばらく耳をすませてみると、どうやら壁をノックされているのがわかりました。
右隣が誰もいないことは知っていますから、恐怖のあまり身体が震えあがりました。
その時ふと、ガードレールの花束たちが頭に浮かびました。
「そういえば私あの時、可哀想って思っちゃったよな……」
そしてその後、やけに花束から目が離せなかったことを思い出します。
私の想いが通じてしまったのか、はたまた亡くなった方の反感を買ってしまったのかは分かりません。
ですが、そこに居た霊を連れて帰ってしまった可能性を強く感じました。
可哀想と安易に思ってしまった事がいけなかったのでしょうか。
流石の私も恐怖に耐えられず、頭から布団を被り朝を待ちました…。
あの時は本当に怖くて怖くて仕方なかったのですが、安易に「可哀想」と感情移入してしまった自分に責任があると今では感じています。
人間の持つ繊細な感情は、霊に伝わってしまうのかもしれませんね。
それ以来、道端の花束を見てもあまり凝視しないよう、考えすぎないようにしています。
まとめ:手向けられた花束を見て安易に感情移入するのは危険です!
よく猫の死体を「可哀想」と思うと霊がついてきてしまう。
そんな話を耳にしたことはありませんか?
今回の件を踏まえると、それは猫だけに限ったことではないと言えるでしょう。
不本意で亡くなった方、悲惨な死を遂げた方も中にはいますから、ただただ「可哀想」という言葉で片付けるのは良くないのかもしれません。
そして感情移入をしてしまうのと、霊に魅入られてしまう可能性があります。
事故現場などで安易に感情移入するのはやめましょう。
そうでないと、ワタクシのようにお家へ連れて帰ってきてしまうかもしれませんよ。(ゾッ)