こんにちは、社寺仏閣大好きのハルミです。
東京都目黒区といえば、ハイソでお洒落な街を思い浮かべる方も多いと思います。
今回はそんな目黒区にある、江戸の結界の一端を担ってきた「目黒不動尊」に行って来ました。
写真も可能な箇所は撮ってきたので、併せてご覧ください!
日本三大不動尊!目黒不動尊の基本情報
目黒不動尊の正式名称は「天台宗瀧泉寺」と言い、開山は西暦808年。
不動明王(秘仏)を祀っており、12年に1度の酉年にご開帳となります。
古くから日本三大不動尊(千葉の成田山新勝寺、熊本の木原不動尊)の一つとして親しまれ、江戸を守る五色不動(目黒・目白・目青・目赤・目黄)として風水で江戸城を守るために寺を整備したそうです。
現在は遠方からの参拝客も多く、東京のパワースポットとしても有名です。
主なご利益は家内安全・祈願成就・病気平癒・交通安全・厄除けです。
本堂内には干支仏(一部本堂外)があるので、「本堂の中もお参りしたい」という方は靴下必須となっているのでお忘れなく。
目黒不動尊の中は歴史を感じる物や行事が盛りだくさん!
門を潜ると、向かって左手に見えるのが「独鈷の滝」。
この滝は1200年以上滝が枯れた事がないと言われています。
像に水を掛ける事で水行の代わりになる「水かけ不動」や、日本最古の狛犬を見学してきました。
「お寺なのに狛犬が居るのは珍しいなぁ」と思っていたら、こちらは神仏習合の寺院でした。
鳥居は、本堂に続く階段を登るとすぐにあります。
ちなみに山王鳥居だそうです。
恋愛成就の愛染明王像、文化財として保護されている箇所、サツマイモで江戸大飢饉を救った蘭学者・青木昆陽の墓があります。
実際にサツマイモ畑がありました。
毎年10月28日の縁日は、命日甘藷まつりでサツマイモやサツマイモを使ったスイーツの露店が出るそうです。
12月28日は納め不動の縁日、年始は新年の護摩行が午前一時から始まりますので足を運んでみてはいかがでしょうか?
目黒不動尊へ参拝に行ったら、護摩木で厄除けしよう!
目黒不動尊では、毎日護摩焚きが行われています。
様々なご利益があるお守りや絵馬プラス、護摩焚きがおすすめです!
お守りは基本的に一年後に返すのですが、距離的に難しい遠方の方は護摩木(奉納300円)に願い事を書くのが一番のおすすめです。
以前にいつ護摩を焚くのか聞いたところ、翌朝のお勤めの護摩行で全てお炊き上げするそうです。
誰にも言えない愚痴を書くのも、実はストレス発散におすすめ。
他人の前で言ったら角が立つ出来事があった時は、お参りしてから護摩焚きをして気分をスッキリしてから家に帰りましょう!
タイミングが合えば護摩行にも参列して、厄除けのご利益を受けよう!
毎日午前六時と日曜日の午後三時には護摩行があり、お経を聞き、炎を見ると気分が落ち着きます。
毎月28日は縁日で護摩行も行われ、一般人も本堂に入ってOK!
少し前の時間から本堂前の階段で待っていると、護摩行をするお坊さんが錫杖を鳴らしながらお堂に入っていく姿が拝めます。
時間は約一時間ほどですが、最初と最後にお堂で一般の方にお祓いと祈願成就をして下さるのです。
初めての時は頭を下げるのを忘れてしまい、護摩行をするお坊さんが何かを撒いている姿に慌てて頭を下げた事があります。
護摩行が終わったら、お財布や鞄を護摩焚きした後の熱にくぐらせると厄除けが出来ます。
うっかり護摩焚きした中に、お財布などを落とさないでくださいね!
まとめ:目黒不動尊は癒しのパワースポットだった。
都会のビルが乱立する中、一歩小道に入ると歴史的遺産がある。
東京に住む都会人にとって、目黒不動尊は目や心を癒すオアシスのような場所でした。
この中の敷地内には重要文化財もあり、長い歴史の中でずっとこの地を見守り続けてきた重みと、悩みや胸の中にある苦しさを受け止めてくれる不動明王の懐の広さを感じました。
徒歩圏内には正月三が日のみ拝観無料や特別拝観、元祖山手七福神巡りなどの社寺仏閣も点在しています。
お時間が許す時にでも、ゆったりと巡ってみてはいかがですか?